『報告　日本における［自然の権利］運動』

The report on"The Rights of Nature" Movements in Japan

目次 (Contents)

はじめに

１９８０年代の“自然権”立法運動 　　　　　　　　篠田健三
相模大堰建設差止訴訟　名もない市民による名もない虫けらが主役の訴訟　金尾憲一（訴訟支援者）
奄美自然の権利訴訟　奄美が奄美でありつづけるために　 薗　博明 （原告）　
提訴までの道のりとこれから 　　　　　　　　　　　中原貴久子 （原告）
奄美自然の権利訴訟提訴の経過 　　　　　　　　　　籠橋隆明 （弁護士）　
奄美の自然環境と鹿児島県政　　　　　　　　　　　 杉原　洋 （新聞記者）　
法廷の傍聴席から 　　　　　　　　　　　　　　　　尚師尚人 （新聞記者）　
資料：「原告となったアマミノクロウサギ」（『科学朝日』1995年9月号）　
コラム：森に棲む精霊　島を愛するということ 　　　有川美紀子
オオヒシクイ自然の権利訴訟　オオヒシクイと共に創る文化　　飯島　博 （原告）
法廷からの報告 　　　　　　　　　　　　　　　　　坂元雅行 （弁護士）
諌早湾自然の権利訴訟　まさか自分が裁判なんかに関わるとは！ 　原田敬一郎 （原告）
諫早湾自然の権利訴訟について 　　　　　　　　　　龍田紘一朗 （弁護士）
生田緑地・里山・自然の権利訴訟　都市部での自然の権利訴訟　志村章子 （原告）
　都市型自然の権利訴訟 　　　　　　　　　　　　　朝倉淳也、関口佳織 （弁護士）
大雪山のナキウサギ裁判　道民としての自然保護訴訟 　神原昭子 （原告）
　自然の権利ではない大雪山のナキウサギ裁判 　　　市川守弘 （弁護士）
［自然の権利］関連活動グループ

人間は野生動物を守れるか 　　　　　　　　　小原秀雄 （女子栄養大学）
アニマルライトと自然の権利 　　　　　　　　戸田　清 （長崎大学）
環境権と自然の権利 　　　　　　　　　　　　淡路剛久 （立教大学）
自然の権利訴訟と環境法の新しい枠組み 　　　山田隆夫 （弁護士）
自然の権利訴訟と市民の権利 　　　　　　　　籠橋隆明 （弁護士）
自然の権利の再分析　〜主として動物原告の位置付けについて〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　茂木紀行 （［自然の権利］セミナー）
資料：「自然保護運動の新しい潮流」（『山と渓谷』1996年1月号）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飯島博、籠橋隆明／対談

訴状・準備書面・弁論要旨
　相模大堰建設差止訴訟 訴状
　奄美自然の権利訴訟 訴状／準備書面／弁論要旨
　オオヒシクイ自然の権利訴訟 訴状／控訴準備書面
　諌早湾自然の権利訴訟 訴状／準備書面
　生田緑地・里山・自然の権利訴訟 訴状
　大雪山のナキウサギ裁判 訴状／準備書面
土地倫理／『野生のうたが聞こえる』より　アルド・レオポルド
樹木の当事者適格　自然物の法的権利について　クリストファー・ストーン
自然の権利訴訟に関する新聞報道に見るキーワード（87.06〜96.12）
関連新聞記事（奄美・オオヒシクイ・生田緑地に関する、主に地方紙を中心に）
自然の権利をめぐるイメージ調査
自然の権利関連文献リスト
編集を終えて

この本を作った［自然の権利］セミナーについて

おかげさまで、完成5カ月で当初の1000部を完売、1998年8月には、懸案でありながら当初見送った校閲作業を加えた上で500部を増刷。98年12月末現在で、約1150部が手元を離れました。