■沖縄ジュゴン「自然の権利」訴訟　提訴　（2003.09.26）　　

米国協力団体（原告団体および訴訟代理人）一覧

◆ 原告
Center for Biological Diversity（生物多様性センター）

　アリゾナ州タクソンに本部を置く米国の自然保護団体。２００２年４月には、渡り鳥保護条約に基づき、マリアナ諸島において米海軍の射爆訓練を中止させる判決を勝ち取るなど、野生生物の保護に向けて積極的に活動を展開している。同センターのスタッフであるPeter Galvin（ピーター・ガルヴィン）氏は生物学者であり、今年３月に沖縄を訪問し、ジュゴン保護にとりくんでおり、本件訴訟の強力な協力者となっている。ホームページのＵＲＬは、http://www.biologicaldiversity.org。

◆　原告
Turtle Island Restoration Network (タートルアイランド回復ネットワーク)

海洋哺乳類を含む海洋生態系と海洋野生生物保護の為に、調査・保護保全活動を行う非営利公益団体の連合。カルフォルニアのフォレストクノール（Forest Knolls）に拠点を置き、米国だけでなく世界各地に4000名もの会員をもつ。生物学者やエコツアー主催者、写 真、ビデオ撮影者などが参加している。本ネットワーク主催で絶滅の危機に面するウミガメの保護及び回復を目指し、1989年より　Sea Turtle Restoration Project　（STRP：ウミガメ回復計画）を行っている。プロジェクトのホームページURLは、http://www.seaturtles.org/。

◆ 代理人が所属するNGO
Earthjustice（アースジャスティス）

　カリフォルニア州オークランドに本部を置く米国に非営利公益ローファーム。米国内に８つの事務所を持つ。１９７１年、環境保護団体シエラクラブの法律問題を扱う基金(Legal Defense Fund)として設立。１９９７年、現在の名称に変更し、シエラクラブのみならず、環境訴訟を専門的に取り扱うローファームとなる。本件訴訟の代理人を務めるMartin Wagner （マーティン・ワグナー）弁護士およびMarcello Mollo（マルセロ・モロー）弁護士ともにEarthjsutice所属。ホームページのＵＲＬは、http://www.earthjustice.org。