2001.06.03

Subject:98年７月13日（弁論第13回）

　1998年７月13日の裁判について報告します。

　前回の法廷からの流れでは、今回の法廷では、実質的な審理にはいるか否かを裁判所が判断するために、原告・被告双方から最終的な「意見」を聞く場であったはずでした。ところが裁判長が交代したために、今回の法廷では、今までの法廷の流れを（籠橋さん・薗さんが）新裁判長に説明するかのようなものとなってしまった。と、いうわけで傍聴人の多くは拍子抜け。しかしながら、「裁判所の争点整理」の再改訂版は出されており、籠橋さんによれば、次回の法廷では今後の進行についての裁判所の判断が出される可能性がある、とのことでした。
　また、龍郷町のゴルフ場の件について、被告側は、もはやゴルフ場建設計画が中止となった以上、原告側には裁判に訴える利益というものがない、と（準備書面 において）主張しています。これに対して原告側は、県が建設許可処分を撤回しない限り、許可処分の効力は残っており、ゆえに訴えの利益はなくならない、と反論していました。
　裁判が大詰めを迎えているということで、赤星さん夫妻はビラまで用意して傍聴を呼びかけていたのですが、参院選とワールドカップ（？）のせいか、傍聴人は少な目でした。

　と、いったところでした。このあと私は奄美大島に渡り、春日荘に二泊して鹿児島経由で帰りました。とはいえ「奄美の自然」を満喫したわけではなく、滞在中ほとんどの時間を鹿児島県立図書館奄美分館で過ごすという、あまり「正しくない」南の島の過ごし方をしていました。奄美大島に行くのは二回目なのですが、今回は一人で行ったということもあり、いろいろ考えさせられるものとなりました。