おかげさまで、すばらしい場に立ち会い、奄美から帰ってきました。

以下は、４月29日、30日の様子を現地からE-mailで報告した内容です。

追って、写真もUPします。

ただいま、地元紙・全国紙県版報道リスト作成中（5/2　AM11:00）

■4／29イヌチマンディは大盛況
　奄美、穏やかな晴れ。来場者は1500人！

奄美大島の、名瀬市大浜海浜公園は、市街地からちょっと

離れた、ひと山越えていったところにありました。
タクシーで上り坂を上りきり、下り坂になってまもなくの
ところにある、展望台（実は駐車場）がみえたあたりから
、沿道にずらりと車が駐車しているのを発見。
　「海に遊びにきたら、なにかお祭りをしていた」といっ
た感じの人も含めて、どうやらのべ1500人が、イヌチマン
ディを楽しんだようです。
　出店の食べ物は、入り口で換金した「うさぎ券」（５枚
つづり、500円で買います。
　フリーマーケットや、奄美の本売り場、20畳は軽くいき
そうな巨大な半透明袋を作り、そこに大型扇風機で風を送
って膨らませた遊具が子供らの大人気。一番奥の野外ステ
ージでは、眥橋弁護士のトークショウや、島唄や踊り、決
闘なしなのになんだかおもしろいハブショウなんかもあっ
たそうです。ルリカケスの習性ゲームも、こどもが楽しそ
うでした。
　横はすぐ砂浜。夕日のきれいな浜辺です。
　
夜、市内の教育会館で関係者の顔合わせ。
　各地にいる自然の権利訴訟関係者が一堂に会するのは、
昨年３月の「集まれ！　全国の自然保護訴訟」以来。


■4/30　晴れ　現地検証
　海から、谷筋から、尾根から
　ゴルフ場予定地をのぞむ　ネイチャーウォッチングツアー

朝８時30分、住用村市（いち）集落の港に行ってみると
、続々とマスコミ関係者がやってくる。30人はいたかも。
　TVカメラ４台。地元大島新聞、南日本新聞はもちろん、
朝日、読売、共同、、、迄は確認したけれど、あとはわか
らない。
　
　出発予定の10時近くになって、チャーターした２隻の船
が港に入ってきたのを見たら、どうも小さい。全部乗れる
のか？　と慌てる一幕も。それでも、裁判官・原告サイド
・被告サイド代表が乗り込んだ本船を先にして、出発。マ
スコミも２隻出した。
　うねりがあり、船室に入りきれないと思った原告団長の
薗さんと、記録係の佐久間がデッキにいたところ、港を出
て間もなく、大しぶきを浴びる羽目に。
　ゴルフ場予定地は、市の港から右へ右へとすすんだ岬の
先。人の背丈よりも高い八丈ススキが一面に生えるなかに
、蘇鉄が点在する丘部分。
　波打ち際ちかくの浜には、あだんの群落があったり、そ
このそばで野生化したヤギが草をはんでいたり。
　昨日原告グループがリハーサルをして、上陸した岩場で
は、アマミノクロウサギの糞が見つかったとのこと。
　天候は良好で、かぶった潮も昼には乾燥。

　昼食は、市の公民館で。
12時半ごろから、ユタの人に安全祈願をしてもらう。
原告らのほかにカメラマンたちも、ハブに遭わないように
と、ｄ澑いしたお米をいただいて、身につける。
　血清を持った看護婦さんも到着。
　万全の態勢で陸からのアプローチを開始。

　まず、市の小学校の裏手の森にはいり、せせらぎ沿いの
森を見て歩く。
　ズアカアオバトなどの声も聞こえる。


　程近いところにある取り付け道路の、一般道から100メ
ートルほど入ったところでアマミノクロウサギの幼獣の糞
を発見。

　それから、車でしばらく移動して、尾根筋の道を林道か
ら800メートルほど徒歩ではいる。一列縦隊。原告グルー
プが数日前に草を刈って道を確保したからなんとか入れた
感じ。
　鬱蒼として樹冠が閉じた森の中。ウサギの糞のすぐそば
に、トンネル状の獣道。「トトロがいそうね」と、にっこ
りする参加者も。
　林を抜けると、八丈ススキばかりの開けた場所に出た。
ゴルフ場予定地は二つも向こうの高みのさらにあっち側、
と、説明される。これより先は、岩崎産業の私有地になる
らしい。
　虫に詳しい鎌田弁護士が、アマミノクロウサギの糞の小
山の横を掘る。フンコロガシの仲間で、アマミノクロウサ
ギの糞だけを利用する黄金虫がいるはず、とのこと。とは
いえ、掘っても掘っても、小豆大の別種が出るばかり。あ
きらめて「検証終了」となり、隊列が帰路について間もな
く、音声記録係だった関根弁護士が「これ違う？」と大声
で呼び止める。死骸で菌糸がまわっている、小指の爪大の
黄金虫。ピンーポン！

　車を止めた林道沿いに戻る間、佐久間の前は、眥橋弁護
士。携帯が鳴った。赤星さんがやっていた、アマミノクロ
ウサギ調査報告書非開示の取り消し請求裁判に関し、県教
育委員会が、上告断念を決定したとの報。
　TVクルーが慌ただしく動き出し、林道に出るとそうそう
に、赤星さんのコメント取材。

　市の港まで降りて一旦集まり、取材対応。
　５時、すべてが終了。

　６時半すぎ、市内の教育会館で記者会見。
　６時のTBS系ニュースで映像付きで報じられたとのこと。
　８時ごろから打ち上げパーティ。
　１時現在、まだ続いている（らしい）。これを送信した
ら、私も行こう。


　とにかく、くたびれたけれども、来てよかった。

　くわしくはまた、後日。


　　　　　　　　　　　　佐久間淳子

4月29日から5月1日まで、佐久間淳子が現地へ行きます。
その間は、このベージを別の方のWebに移動させ、代行管理していただきます。
ですから、［自然の権利］ホームページのトップページから「準備中」の表示が消えてから、ブックマークをつけて下さい。
私が奄美へ行っている期間は、このページ（http://www.komazawa.com/~junko/sizennokenri/amami2930.htnl）は取り外しておきます。
　うまくいくといいなあ！
　なお、E-mailは心がけて読むようにします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　佐久間淳子　mailto:mgh00047@nifty.ne.jp